いよいよチェンジングを行うタイミングについてです。代表的なものを挙げておきますが、中学生の場合、ほとんど下の4つの場合のみでいいだろうと思います。
この4つはいずれも相手のオフェンスが開始されるまでに時間があるので、指揮命令が選手全員に行き届き、準備が十分に可能なのでチェンジングを行う絶好のチャンスといえます。
それをふまえて、実際どういう風に使われるかをいくつか紹介します。
◎ フィールドゴールに失敗した場合
フィールドゴールを失敗し、相手にリバウンドをとられた場合は、通常スプリントバックして、22番のディフェンスを行います。これは、まず相手の速攻を防ぐのがディフェンスの第一条件だからです。リバウンドを取られたあとチェンジングのサインを出してもそれに対応できるだけの時間はまずないでしょう。
まずは、速攻による確率の高いレイアップシュートをうたせないこと。パスカットをねらったりして、相手にアウトナンバーをつくらせて有利なオフェンスを行わせないことにつとめ、相手のファーストブレイクをつぶした段階から、ハーフコートのマンツーマンのプレッシャーディフェンスにうつりましょう。
◎ ジャンプボールの場合
これもフィールドゴールと同様。相手にボールをとられたら、すばやく戻って22番を行うのがいいだろう。
◎ フィールドゴールが成功した後
フィールドゴールの成功後にチェンジングを行う場合、セーフティマンがコールするのがいいだろう。理由は、シュート成功後、セーフティマンはコートのミドルライン付近にいることが多く、味方の位置がよくわかるから。
たとえば、セーフティが片手をあげていれば20番、両手をあげていれば30番、両手を下げていれば40番というように、その都度サインを出して、チェンジングさせることができる。ただし、これをスムーズに行うには時間と経験が必要。
今のところ、試合前に決めておいていいだろう。「シュートが入ったら44番ね」って感じに。
◎ エンド、サイドからのスローイン
これについても今のところ試合前、あるいはタイムアウトの間に決めておくのがいいだろう。使い分けを知りたいようなレベルにみんながなったら聞きに来るといい。そこまでになってくれたらうれしいなあ。
◎ フリースローの成功後
これこそが絶好のチャンス。フリースローをもらったらすぐにサークルに集まってみんなで次のディフェンスについて話し合う癖を付けよう。ディフェンスを変えない場合も集まること。チェンジするときだけ集まるのは相手に種明かしをしてから手品を見せるようなものだ。