30番台はドリブラーに対するスクランブルディフェンスです。
 まず、マンツーマンからスタート。相手には普通のマンツーマンだと思わせる。そのために、まわりもパスにだけ注意しているように演技して、ボールマンに警戒させないようにする。
 水色は最初はあまりボールマンにプレッシャーをかけないようにして、ボールマンが安心して(油断?)ドリブルできるようにしてあげよう。
 ボールマンが3クウォーターを越えたら、すばやくコースを止め、ターンさせるようにする。(ここが2-2-1ゾーンプレスと違うところ)
 その瞬間をねらって、ボールマンの背中側からダブルチームをかけに行く。図の場合は、緑がダブルチームをかけにいっているが、たとえば、ボールマンが逆側にドリブルしていった場合(図の赤い線)には、黄色がダブルチームをかけに行くことになる。
 でも、出来ることならボールマンをサイド側にドリブルさせるようにディフェンスしよう。作戦によっては、サイド側に追い込めなかったときにはダブルチームはかけないと最初に決めておいてもかまわない。

サイドライン付近でダブルチームがかかったら残りの三人はローテーションをおこない、インターセプター二人、ゴールテンダーひとりのポジションをとります。
 図の場合はピンクと黄色がインターセプターとなってダブルチームから出てくるパスのカットをねらい、紫はゴールテンダーとなってセーフティの役割をすることになる。
 仮にパスカットが出来ないような状況になったとしてもオフェンスをあせらせて、次のプレーの展開を悪くさせることが出来ればこのディフェンスはひとまず成功。
 ボールを運ばせるのを遅らせるだけでも、相手の攻める残り時間が少なくなるので、セットオフェンスに持ち込むのは苦しくなるはず。たとえば、エイトをやろうとしてもせいぜい1サイクルが精一杯だろう。その最初のチャンスをつぶすことが出来れば、後は、苦しまぎれに変なシュートをうつのがオチだ。それが入っちゃうこともあるけどね。
 この応用として、32番も練習しよう。相手がハーフを越えた瞬間を合図にしてスクランブルをかけると、うまくいけばバックパスをとれるかもしれない。ディフェンスにとってラインは味方。サイドライン、エンドラインに加えて、中学からはハーフラインも味方に付く。うまく使ってほかのチームに差を付けよう!